文字19 ■実用■ 文字置換body記述全体    UP日時 : 2015/03/06

小景異情(しょうけいいじょう)

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土(いど)の乞食(かたい)となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや

詩:室生犀星(むろうさいせい)


何度も繰り返し出てくる長い言葉やタグを、簡単な文字に置き換えして、文章記述をラクにするJavaScriptです。
置換の記述方法は、前回のその他18■実用■文字置換body記述部分と同じなので、そちらの説明をご覧下さい。

●前回と違う点。
それは、前回は id="Tbox" 指定のdiv領域だけが置換範囲でした。しかし今回はbody全部が置換範囲になります。
JavaScriptのソースの中は、
前回 → var str=document.getElementById("Tbox");
今回 → var str=document.body;

となっています。なぁんだ、簡単じゃん、と思うでしょ? しかしこれが簡単ではないのです。

前回の注意書きに、「置換前の文字」に使用する文字は、置換文字領域である<div id="Tbox">〜〜</div>の中では、置換目的以外には使用できません。置換目的以外にその文字を使用すると、表示がおかしくなるので、充分に気を付けて下さい。と、書きました。
body全部に置換領域を拡大すると、使用できない「置換前の文字」が大幅に増加するのです。
前回、改行に使用した半角文字「!」は使用できません。
「!」はbodyに使用するコメントタグ<!--〇〇〇-->に使用する文字だからです。

基本的に「置換前の文字」には、半角の英数字は、body内に記述されたタグや、body内に記述されたJavaScriptのソースの文字とも影響し合うので、使用しない方が安全です。
おすすめは、使用することのない全角文字。それが無理なら、50音以外のアルファベット等の全角文字の連続2文字か、アルファベットと数字以外の半角文字の連続2文字です。「$」「\」「&」等の文字は、おかしくなるので使用しない方がいいようです。
<br>を置換するために、それよりも記述が面倒な「置換前の文字」を代入するのは本末転倒なので、よく考えて「置換前の文字」を決めて下さい。
でも、何度も繰り返し出てくる入力の面倒な長い文字やタグが多い時は、とても便利なJavaScriptです。
今回は置換領域がbody全体なので、説明文も置換文字を使用しています。なので説明文も全ソースに記述しました。説明文に使用されている「<」と「>」は全角文字を使用していますが、実際のタグとして使用する場合は半角文字です。

複数の置換方法の参考サイトはYAHOO!知恵袋から。 bodyに直接記述する置換方法は教えて!gooから。